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顔は毎日ケアしてるのに、頭皮は放置しがちな理由
顔のスキンケアには発酵コスメを取り入れているのに、頭皮は特に何もしていない、という方は少なくありません。
化粧水や美容液を選ぶとき、発酵という言葉にすっかり敏感になった。パッケージの成分表示を裏返して確認するのが、もう習慣になっている。でも頭皮はどうだろう、と考えると、正直あまり自信がない。シャンプーは香りと泡立ちで選んでいるし、頭皮そのものをケアするという発想は、これまでほとんどなかった。
考えてみれば不思議な話だ。顔と頭皮は同じ地続きの皮膚なのに、片方は成分表示まで読み込んで選び、もう片方はドラッグストアの棚でパッケージの雰囲気だけで選んでいる。年齢を重ねるにつれて「肌のエイジングケア」には意識が向くようになったのに、頭皮の状態が髪の印象を左右するという感覚は、正直これまであまり持ったことがなかった。
顔と同じように、頭皮にも「発酵」という選択肢があることを知ったのは、無印良品の「植物発酵液」シリーズを調べていたときだった。しかも調べていくと、このシリーズは思っていたより奥が深く、医薬部外品として国に承認された育毛剤に分類される商品まで含まれていることが分かった。「植物発酵液」という同じ名前がついているのに、中身も法律上の位置づけもバラバラだったのだ。
無印良品といえば、シンプルなパッケージとお手頃な価格帯というイメージが強く、正直「本格的な育毛剤」というジャンルがあることさえ知らなかった。ドラッグストアの育毛剤コーナーは、なんとなく専門的で自分には縁遠い棚だと思い込んでいたけれど、いつも通っている無印良品にも同じような役割の商品が並んでいたと知って、少し身近に感じられるようになった。まずはシリーズ全体を整理するところから始めたい。
無印良品「植物発酵液」シリーズ、5つのラインを整理する
無印良品「植物発酵液」シリーズは、育毛剤2種・医薬部外品1種・化粧品2種の計5ラインで構成されています。
「植物発酵液」という同じシリーズ名がついているため、店頭やオンラインストアで見比べても違いが分かりにくいのですが、実は法律上の分類がそれぞれ異なります。同じ棚に並んでいても目的も使い方もまったく違うので、順番に見ていきたいと思います。
①薬用エイジングケアエッセンス(医薬部外品・育毛剤)
販売名は「M薬用育毛エッセンスSA」。有効成分はタマサキツヅラフジアルカロイドとグリチルリチン酸2K。150mLで1,590円(税込、最終確認日:2026年9月5日)。抜け毛が気になる方向けに設計されており、天然由来成分100%にこだわった処方です。合成香料無添加・パラベンフリー・アルコールフリー・シリコンフリーという処方も、顔の発酵コスメで「無添加処方」を意識してきた身としてはうれしいポイントです。
②薬用スカルプローション(医薬部外品・育毛剤)
販売名は「M薬用育毛ローションSA」。有効成分はグリチルリチン酸2Kとセンブリエキス。ツボクサエキス・カモミラエキスなど10種の植物由来うるおい成分も配合されています。150mLで1,390円(税込、最終確認日:2026年9月5日)。頭皮の乾燥やフケ、髪の弱さが気になる方向けです。エッセンスより価格が少し抑えめなのも、初めて育毛剤を試すハードルを下げてくれるポイントかもしれません。
③薬用スカルプ シャンプー/コンディショナー(医薬部外品)
2025年に新発売されたライン。フケ・かゆみを防ぐことを目的とした、洗い流すタイプの医薬部外品です。育毛剤である①②とは違い、毎日のシャンプー習慣の中で頭皮環境を整えるという位置づけになります。
④ヘッドスクラブ(化粧品・2026年3月発売)
2026年3月4日に発売された新商品。独自開発の米ぬか発酵液に、はと麦種子発酵液・大麦種子発酵液を加えた3種の植物発酵液を配合し、天然由来成分100%にこだわっています。週1〜2回、シャンプー前に使う「頭皮のスクラブケア」で、ラベンダー・グレープフルーツ・ミントの3つの香りから選べます。毎日使うものではなく、顔でいうところの「週1回のピーリング」のような、スペシャルケア的な立ち位置の商品です。
⑤シャンプー うるおい/さらさら(化粧品)
医薬部外品ではない、一般の洗い流し用シャンプー。うるおいタイプとさらさらタイプの2種類があり、髪質や好みの仕上がりに合わせて選べます。
「廃盤なぜ」と検索される理由
「無印 エイジングケアエッセンス 廃盤」という検索がよくあるようです。調べたところ、以前のエイジングケアエッセンスが一時的に品薄・終売の噂が立ち、現行の「植物発酵液 薬用エイジングケアエッセンス」はそのリニューアル後継にあたるようです(この経緯についてはメーカーの正式発表までは確認できておらず、複数のレビューブログでの言及にとどまります)。現在は無印良品の店舗・公式オンラインストアで通常販売されていることを、2026年9月時点で確認しています。「気になっていたのに廃盤になっていたらどうしよう」という不安を持って検索している方は、まずは店舗や公式サイトの在庫状況を確認してみるのがおすすめです。
こうして5ラインを並べてみると、同じ「植物発酵液」でも役割がはっきり分かれていることが分かります。①②は国に効能を認められた育毛剤、③はフケ・かゆみ対策の医薬部外品シャンプー、④⑤は毎日・週1回のケアとして使う化粧品、という3つのグループに分けて考えると、店頭で見比べるときも迷いにくくなりそうです。次は、検索でも特に迷う人が多い「エイジングケアエッセンス」と「スカルプローション」の違いを詳しく見ていきます。
エイジングケアエッセンスとスカルプローション、何が違う?どちらを選ぶ?
有効成分・使用感が異なり、抜け毛が気になるならエッセンス、乾燥やフケが気になるならローションが選びやすいです。
どちらも医薬部外品の育毛剤で、価格帯も近いため、店頭で並んでいると余計に迷います。有効成分で見ると、エッセンスはタマサキツヅラフジアルカロイド+グリチルリチン酸2K、ローションはグリチルリチン酸2K+センブリエキスという組み合わせで、共通しているのはグリチルリチン酸2Kだけです。
| 比較項目 | 薬用エイジングケアエッセンス | 薬用スカルプローション |
|---|---|---|
| 分類 | 医薬部外品(育毛剤) | 医薬部外品(育毛剤) |
| 有効成分 | タマサキツヅラフジアルカロイド、グリチルリチン酸2K | グリチルリチン酸2K、センブリエキス |
| 価格(税込) | 1,590円/150mL | 1,390円/150mL |
| 「発毛促進」の表現 | 可能 | 不可(毛髪環境のサポートにとどまる) |
| 向いている人 | 抜け毛が気になる方 | 頭皮の乾燥・フケ・髪の弱さが気になる方 |
| 使用感 | ややとろみのあるテクスチャー | 10種の植物由来うるおい成分配合でしっとり |
テクスチャーの面では、エッセンスの方がやや粘度があり、ローションは10種の植物由来うるおい成分を含んでいるぶん、乾燥や髪の弱さが気になる人向けという印象です。言い換えると、「抜け毛そのものが気になる」ならエッセンス、「頭皮のコンディション(乾燥・フケ・髪の弱さ)を底上げしたい」ならローション、という選び方に近いのかもしれません。
口コミを見ていると、両方を併用している人も見かけます。ただ初めて育毛剤を試すという方であれば、いきなり2本を揃えるよりも、まずは自分の悩みに近い方を1本選び、1〜2ヶ月ほど使いながら頭皮の変化を見てみるのが現実的だと思います。合わなければもう一方に切り替える、あるいは併用を検討する、という順番の方が、金銭的にも続けやすいはずです。
まずは自分の悩みに近い1本から試してみたい方向けに、無印良品公式楽天市場店の商品ページを紹介しておきます。抜け毛が気になる方には、有効成分にタマサキツヅラフジアルカロイドとグリチルリチン酸2Kを配合した植物発酵液 薬用エイジングケアエッセンス・150mL(税込1,590円前後+送料500円)。頭皮の乾燥やフケ、髪の弱さが気になる方には、グリチルリチン酸2Kとセンブリエキスを配合した植物発酵液 薬用スカルプローション・150mL(税込1,390円前後+送料500円)が近いかもしれません(価格・取り扱い状況は変動する場合があります。最終確認日:2026年9月10日)。
化粧品と医薬部外品、「発毛促進」と言えるのはどっち?
医薬部外品の育毛剤でも「発毛促進」と言えるのはエッセンスのみで、他のラインには使えない表現です。
同じ「植物発酵液」という名前がついていても、法律上言えることはまったく違います。エイジングケアエッセンスは、国に医薬部外品として承認されており、「頭皮を整えて健やかな髪の発毛を促進する」といった表現が可能です。一方スカルプローションも同じく医薬部外品としての承認を受けていますが、承認されている表現は「頭皮を整え、すこやかな毛髪環境をサポートする」というもので、「発毛」という言葉までは使えません(正確な承認表示文言はパッケージ記載を優先し、本文中の言い回しは分かりやすさのための要約です)。同じ育毛剤という括りでも、承認されている表現には差があるということです。
さらにヘッドスクラブや、うるおい・さらさらのシャンプーは一般化粧品にあたります。化粧品は薬機法上、うたえる効能効果が56項目に定められていて、そのうち頭髪に関するものは「毛髪・頭皮を清浄にする」「頭皮、毛髪にうるおいを与える」など16項目に限られています。つまり「育毛」「発毛」「薄毛の改善」といった表現は、化粧品であるヘッドスクラブやシャンプーには使えないということです。
「植物発酵液という名前がついているから、どれも同じような効果があるはず」と考えてしまいがちですが、ここは分けて理解しておきたいポイントです。私自身、このシリーズを調べるまでは、パッケージデザインが似ていれば効能もほぼ同じだろうと漠然と思っていました。でも実際には、同じ売り場に並んでいても「薬機法上できること」がまったく違う商品が混在している、というのがこのシリーズの面白いところであり、選ぶときに注意したいところでもあります。

迷ったときは、パッケージや公式サイトの承認表示を確認するのが一番確実です。
これは化粧品全般にいえることですが、化粧水や美容液のパッケージに「うるおいを与える」「肌を整える」といった控えめな表現が多いのも、同じ薬機法のルールに沿っているからです。逆に、医薬部外品や医薬品として承認された商品だけが、より踏み込んだ効能を表示できる。顔のスキンケアでこのルールになんとなく慣れてきたおかげで、頭皮ケアのラインナップを見たときも「なぜ化粧品のヘッドスクラブやシャンプーには使えない表現が、育毛剤には使えるのか」、そして「同じ育毛剤でも、エッセンスとローションで書ける言葉に差があるのか」という理由が、すんなり理解できました。
米ぬか発酵液とは?顔のスキンケアで見た成分が頭皮にも
ヘッドスクラブに配合される米ぬか発酵液は、当ブログのライスパワー記事で紹介した成分と同じ系統のものです。
あわせて読みたい:30代の乾燥肌にどれがいい?ライスパワー・米ぬか・酒粕エキスの違いと選び方
米ぬかという素材そのものは、顔のスキンケアの文脈で何度か紹介してきました。日本酒づくりや米ぬか油の歴史からも分かるように、米ぬかにはうるおいを与える成分が豊富に含まれているとされ、発酵コスメの世界では定番ともいえる素材です。今回ヘッドスクラブの成分を調べていて、同じ米ぬか発酵液が頭皮ケアにも使われていると知ったときは、正直「顔で知っていた話が、こんなところにもつながるのか」と少し嬉しくなりました。
はと麦種子発酵液・大麦種子発酵液も含めて、植物由来の発酵成分でうるおいを与えるという発想は、顔のスキンケアと地続きです。顔の毛穴や乾燥に悩んで発酵コスメを試してきた人にとって、頭皮も同じ「発酵」という切り口でケアできるというのは、意外と自然に受け入れやすい考え方なのではないかと思います。「発酵コスメが好き」という軸で頭皮ケアを見てみると、案外なじみのある成分が並んでいることに気づきます。今まで顔用のアイテムを選ぶときに培ってきた「この成分は知っている」という感覚が、頭皮ケア選びにもそのまま生かせるのは、地味にうれしい発見でした。
正しい使い方・使うタイミング
エッセンス・ローションはドライヤー後、1日2回(朝晩)を目安に、頭皮に直接なじませて使います。
公式情報によると、いずれもドライヤーで髪を乾かした後、頭皮に直接塗布するタイプで、1日2回(朝晩)の使用が推奨されていますが、1日1回でも問題ないとされています。濡れた頭皮に使うと流れ落ちてしまうため、乾いた状態で使うのがポイントです。分け目を変えながら頭皮全体にまんべんなく行き渡らせるようにすると、塗りムラを防ぎやすくなります。
ヘッドスクラブは使うタイミングが異なり、シャンプー前の週1〜2回、頭皮になじませてから洗い流します。「毎日使うものではない」という点は、他のヘアケアアイテムと混同しやすいので注意したいところです。顔のピーリングを毎日やらないのと同じ感覚で、「週に1〜2回、頭皮をリセットする日」と決めてルーティンに組み込むと、続けやすいかもしれません。
いずれの商品も即効性を求めるものではなく、継続して使うことが前提の育毛剤・化粧品です。朝晩の習慣に無理なく組み込めるかどうかも、選ぶときの大事な判断基準になりそうです。忙しい朝はどうしても省略しがちになるので、個人的には「夜だけは必ず」というように、続けやすいタイミングを1つ決めておくのが現実的なのではないかと思います。顔の美容液を毎晩のスキンケアルーティンに組み込んでいるのと同じように、頭皮ケアも生活の流れの中に自然に組み込めるかどうかが、続けられるかどうかの分かれ目になりそうです。

新しいアイテムを取り入れるときは、パッチテストも忘れずに。
実際どうなの?口コミ・SNSの反応から見えてきたこと
無印良品の植物発酵液シリーズは未使用のため、口コミ・SNSでの反応を調べてわかったことをまとめました。
正直に書くと、私自身はこのシリーズをまだ使ったことがありません。顔のスキンケアには発酵コスメを積極的に取り入れてきましたが、頭皮ケアはこの記事を書くために調べて初めて知ったことばかりです。使ってもいないのに使用感を語るようなことはしたくないので、ここでは実際に使った方の口コミやSNSでの反応を調べて分かったことを、正直にまとめておきたいと思います。
InstagramではMUJI主催のイベントに参加したという投稿でヘッドスクラブが紹介されており、「過去1レベルでマジで良すぎた」という感想とともに大きな反響を集めていました。頭皮をマッサージするような使用感や、洗い上がりのすっきり感を評価する声が目立った印象です。
口コミサイトを見ていくと、エイジングケアエッセンスやスカルプローションについても、香りが控えめで使いやすいという声がある一方、「効果を感じるまでには時間がかかりそう」という正直な感想も見られました。医薬部外品とはいえ即効性を期待するものではなく、継続して様子を見る類のケアなのだと思います。ドラッグストアの育毛剤コーナーで手に取っては戻す、を繰り返してきた身としては、「まずは1本使い切るまで様子を見る」という口コミ側の姿勢にも共感するところがありました。もし実際に試す機会があれば、あらためて使用感を追記したいと思います。
よくある質問
Q1. エイジングケアエッセンスとスカルプローション、両方使ってもいいですか?
公式には併用に関する明確な案内は確認できていません(要追加調査)。まずはどちらか一方から始めて、頭皮の状態を見ながら検討するのが無難です。口コミの中には併用しているという声もありますが、自己判断で決めるより、気になる場合は店舗のスタッフに相談してみるのも一つの方法だと思います。
Q2. 無印のエイジングケアエッセンスはなぜ「廃盤」と検索されるのですか?
以前のエイジングケアエッセンスが一時的に品薄・終売の噂が立ったことが背景にあるようです。現行の「植物発酵液 薬用エイジングケアエッセンス」はそのリニューアル後継にあたり、2026年9月時点で通常販売されていることを確認しています。気になる方は購入前に店舗・公式オンラインストアの在庫状況をチェックしてみてください。
Q3. いつ使うのが正しいですか?
ドライヤーで髪を乾かした後、1日2回(朝晩)が目安ですが、1日1回でも問題ないとされています。濡れた頭皮ではなく、乾いた状態で使うのがポイントです。
Q4. ヘッドスクラブの後はシャンプーは必要ですか?
週1〜2回のシャンプー前ケアとして使うタイプなので、使用後は通常通りシャンプーで洗い流します。毎日使うアイテムではない点も、あわせて覚えておきたいところです。
Q5. どこで買えますか?
無印良品の店舗、公式オンラインストア、楽天市場の無印良品公式店舗などで購入できます(取り扱い状況は変動する場合があります。最終確認日:2026年9月5日)。
まとめ
顔のスキンケアには発酵コスメを取り入れてきたのに、頭皮はまったくのノーケアだった、という方は多いのではないかと思います。私自身もそうでした。無印良品の「植物発酵液」シリーズは、育毛剤2品(エイジングケアエッセンス・スカルプローション)と、化粧品のヘッドスクラブ・シャンプーとで法律上言えることがはっきり分かれているぶん、パッケージの雰囲気だけで選んでしまうと、自分の悩みに合わない商品を手に取ってしまう可能性もあります。
まずは自分が気になっていること(抜け毛なのか、乾燥やフケなのか、それとも週1回のスペシャルケアから始めたいのか)を整理してから、どのラインを試すか考えてみてください。顔のケアと同じように、頭皮も「知ってから選ぶ」ことで、なんとなく選んでいたときとは納得感が変わってくるはずです。
私自身、この記事を書くまでは「頭皮ケア」という言葉自体、自分には縁のないものだと思っていました。でも顔のスキンケアで発酵コスメの成分を調べてきた経験は、思っていた以上に頭皮ケア選びにも生かせることが分かりました。次に無印良品の店舗に立ち寄ったときは、これまで素通りしていた「植物発酵液」の棚を、少し立ち止まって見てみようと思います。
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